今日はハンター竜田と沖縄で待ち合わせの日、F-LABO周辺はすっきりと晴れ上がり気持ちのいい一日。じぇーんとともに意気揚々と沖縄に向かうクリムゾン真鍋。
真鍋:着いた着いた那覇空港。あれ、羽田空港はスッキリ晴れてたのに那覇空港は大雨で10m先も見えないぞ、一体どうなってるんだろ。
じぇ:おかしいですね、横須賀のイベントは晴れていたのに、それ以降逆パターンですね。マスターの命運が尽きたんでしょうか。
<旅するニンジャクリムゾン2024のまとめ動画>
真鍋:最近、運勢の上がり下がりが激しいから、そろそろ裏パターンに入ってもおかしくないな。異世界に飛ばされる前兆かもしれないから気をつけよう。しかし、この雨はひどい。
じぇ:わたしの故郷、ミンダナオ島ではこれくらいの雨は毎日降ります。多分大丈夫ですよ。
真鍋:去年の石垣島では、軽トラを借りることになって結構困ったが、今回の沖縄は屋根がある車だから大雨でも大丈夫。
じぇ:ガッツレンタカーって書いてますね、看板には有名ボクサーのガッツ石松さんの写真が…。あれ、写真がないですね。
真鍋:ガッツさんの写真はなくてもいいことにしよう。今回は1週間沖縄にいるから、1週間車借りて1万円かからないガッツレンタカーは神のような存在だ。
じぇ:なかなかカッコいい車ですね。これなら、ハンター竜田さんも喜ぶでしょう。ということで、そろそろ竜田さんが那覇空港に到着する頃、竜田さんを迎えに行きましょう。
じぇ:あそこに見えるのは竜田さんですね、なにか大きな荷物を持っているみたいですが、なんでしょう、あの荷物は。
竜田:那覇空港についたやんけ、ナハナハ。大雨で前が見えないやんけ、那覇空港は人だらけやんけ、ナハナハ。
じぇ:ナハナハってなんですか。
真鍋;それは、昭和のギャグだと思う。昔、せんだみつおというタレントがいて、最後にナハナハって言ってたから、竜田さんはそれを思い出してナハナハ言ってるだけだと思う。
じぇ:要するに、那覇に着いて嬉しいってことでしょうか。
竜田:沖縄は楽しそうなところやんけ、ナハナハ。早速ステーキとルートビア食べに行くやんけ、ナハナハ。
真鍋:で、その大きな荷物は一体なんだ、さてはハンター竜田はサウナが大好きだから携帯型サウナ機でも持ってきたのか。
竜田:サウナはホテルにあるから持ってきてないやんけ、これは八熊伝の予言にでていたものやんけ、動物用の檻やんけ、予言の実現に役に立つはずだ。これでイノシシとかを捕まえて運ぶににな。
真鍋:巨大な檻が予定外だな、そんな巨大な手荷物があるなら、トヨタレンタカーでアルファードでも借りればよかった。
竜田:もう手遅れや。
真鍋:では、軽自動車に3人と檻は厳しいから、じぇーんは先にシャトルバスでホテルに行って今夜のパーティの準備をしておいてね。私は竜田さんとルートビア飲んでから行きます。
じぇ:イエッサー。出発前に、私もルートビア飲んでから行っていいですか。
真鍋:もちろん、大丈夫だ。じゃあ、那覇空港でルートビアを飲んで、さらにアメリカンビレッジでもルートビアを飲もう。
じぇ:きゃ、美味しい~。
ということで、じぇーんを先にホテルに行かせて、荷物で満杯になった軽自動車で竜田と込み入った話をするクリムゾン真鍋。
竜田:じぇーんちゃんもいなくなったし、八熊伝の話をするやんけ。それが沖縄に来た理由でもあるやんけ。
真鍋:そうだ、クロニン田村の野望を解く手がかりがあるかもしれん。で、八熊伝にはなんて書いてあった。
竜田:どうやら日本には、古来から隠された八つの島があり、その島が別々の熊のような首長によって統治されながら、島全体の調和を図っていたらしい。
真鍋:ほほう、それは興味深いな。
竜田:その島を移動するのは禁止されていて、相互にその島の存在を知らないまま歴史は進んできたんだが、あるとき遠くの国から黒船がきて、そこで歴史が転換したやんけ。
真鍋:浦賀にペリーが来たあたりだな。
竜田:その島は、ワシらがいるこの世界とは別の世界なんだが、ワシらも特定の行動をすればその島に行くことができるやんけ、その方法を書いているのが八熊伝やんけ。
真鍋:そうか、じゃあクロニン田村も、今のこの国に秩序を維持してきた八つの島にいくことができたというわけか。
竜田:クロニンはどうやらその一つの島を制圧して、なにか良からぬことを企んでいるらしい。だから、ワシらもその島にいってクロニンの動向を探らねばならん。
真鍋:なかなか面倒な話になってきたな。私は面倒なことは嫌いだ。日本を転々としながら美味いカレーとか食いながらのんびりゲームでも作りたいんだが…。
竜田:どうやら、そうもいかんらしい、というのもその別の世界の騒動は、クリムゾン真鍋がデスクリムゾンを作ったことと密接に関係があるやんけ。
真鍋:なんで、唐突にデスクリムゾンが出てくるんだ…、あれはただのクソゲー、歴史に影響を与えるものではないぞ。
竜田:クリムゾン真鍋がデスクリムゾンを作ったから、歴史の転換点が来たわけではないやんけ、事実はその逆で、歴史の転換点を迎えたから、そのダークエネルギーが一部放出され、その先にデスクリムゾンがあったやんけ。要するにクリムゾン真鍋は歴史に翻弄されているだけの可哀想な存在やんけ。
真鍋:むむむ、それにそんな意味があるとは…。
竜田:八熊伝には、別の世界への行くための条件が3つ書かれている。1つ目は、その土地に根ざす純粋な血をもった生き物を同行させること。2つ目は白くて高くて大きいものの下に行くこと。3つ目はそこで大きな風が吹き荒れること。そうすれば、純粋な血をもった生き物とともに、大きな風に運ばれ別の世界に行くことができるらしい。
真鍋:それぞれ、よくわからない条件だが、今日の激しい雨は3つ目の条件を満たす可能性があるな。
竜田:そうそう、今日大雨なのは歴史の必然を感じるやんけ。そして、1つ目の条件を満たすために、このペット籠を持ってきたやんけ。これで沖縄の純粋な血をもつ黒豚とかを捕獲してもっていくやんけ。
真鍋:そうか、それでハンター竜田が大きな荷物をもっていた理由がわかった。
竜田:これはワシの本家の蔵に代々眠る、土佐犬を闘犬場に運ぶための籠だ。少々のことでは壊れないやんけ。
真鍋:しかし、中に黒豚を入れると軽自動車に乗せるのは無理っぽいが、どうする。
竜田:屋根の上に縛っておけばいいやんけ。
真鍋:それなら、去年借りたような軽トラのほうが良かったんじゃないのか。
竜田:それは言わない約束じゃないか、おとっつぁん、もう手遅れやんけ。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ということで西海岸のオクマプライベートリゾートホテルに到着。相変わらずの大雨が降っている。
真鍋:なかなか良いホテルじゃないか、以前に前を通った気がするんだが、なんか名前が違う。
竜田:よくわかったな、ここは昔、JALプライベートリゾートオクマという名前だったやんけ。
真鍋:昔も結構高級ホテルだったが、いまも高級ホテルの風格があるな、でもオトクハンターからしたら対象外の場所じゃないのか。
竜田:ここは楽天スーパーポイントともろもろの割引で、今なら7割引きで泊まれる、お得達成率70%やんけ。
真鍋:そりゃすごいな。
真鍋:じゃあ、さっそくプールで泳ぐとするか、海とプールが一体化して素晴らしい。
竜田:残念ながら大雨で遊泳禁止やんけ。ここは、沖縄らしい店で昼飯をくおう。檻を降ろせばじぇーんちゃんも乗れるだろ。それとも、クリムゾン真鍋が檻の中に乗れば、そのままでも大丈夫やんけ。
真鍋:それはお断りする。
じぇ:嬉しいです、沖縄らしいものってなんでしょう、豚足とかソーキそばとかかな。
真鍋:どこか心当たりがあるのか。
竜田:ワイに任せとくやんけ、事前に調査済だ、ということで、ちむどんどんで有名なこの店に行く。じぇーんちゃんが乗れるように檻を降ろしとくやんけ。
ちむどんどん とは、NHKが放映した沖縄を舞台とした連続テレビ小説である。トラブルばかり引き起こすニーニーのダメっぷりが人気になった。
「出典:近代芸無辞典より」
真鍋:ニーニーとかが詐欺にあったり、投資やりたいと喚いたりする、NHKの連続小説だな。
竜田:お陰で沖縄の食堂が有名になったわけだ、ということで、出発。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
笑味の店で、うまい沖縄料理を食って満足するクリムゾン真鍋とハンター竜田。
竜田:まだ大雨だが、次はどこに行く。
真鍋:辺戸岬の灯台にいこう。辺戸岬の向かい側はすぐに与論島。昔、サトウキビ畑の中を原付きで走り回ってめちゃくちゃ楽しかった。思い出に浸るとしよう。
竜田:しかし、どうもクリムゾン真鍋と旅行すると、島の北端の灯台にいくことが多いやんけ、去年の石垣島でもそうだったやんけ、なんか歴史的な意味があるのか気になるやんけ。
真鍋:なにも、理由はない。暇だから行ってるだけだ。
竜田:それならばいいが、なんか嫌な予感がするやんけ。八熊伝の予言に少しずつ近づいていってる気がする。
まあ、いいことにしよう、所詮デスクリムゾンの話だし、歴史的な意味とか考えないで気楽に行こう。
八熊伝の予言の実現が近いのに大雨の沖縄観光を続けるクリムゾン真鍋、ハンター竜田、そしてじぇーん。異世界への扉はいつ開くのか、次回をお楽しみに。
第37回:沖縄の雨は憂鬱だ。 Read More »
猿島でのイベント、TNC2024を一週間後に控え準備に余念がないクリムゾン真鍋。天候に左右される離島でのイベントはどうなるのか。ディンガ猫又と二人で無事にイベントを回せるのか、不安は尽きない。
じぇ:おはようございます、マスター。先ほど佐川急便から荷物が届きましたが開けますか。
真鍋:ああ、中身については思い当たる節がある、そろそろ届く頃だと思っていたところだ。
じぇ:では開けます…、これはいったい何なのでしょうか。
真鍋:これは、来週の猿島イベントに向けて作った旗だ。団体旅行には先頭でコンダクターの人が旗を持って案内しないと迷子になるからな。
じぇ:そうなんですね。お登りさん旅行みたいで格好いいですね、ふふ。
真鍋:待ち合わせの時にも旗があると便利だ。傭兵どもよ、このニンジャクリムゾンの旗の下に集え!って感じだ。
じぇ:バーガーキングだと、いろんな人がいるから旗があると迷わなくて安心しますね。
真鍋:そうそう、今回は一見さんも参加しやすい設定のイベントだから、誰が来てもわかるように目印が重要なんだ。
じぇ:どうして旗は二枚あるんですか。しかも黒いのと白いのが。
真鍋:これはね、原則バーガーキングの店の中で集合なんだが、なかにはビーガンとかで肉が食べない人がいるかもしれん。そんな人をわざわざ肉の匂いが充満したバーガーキングの店内に入ってもらうのも気が引ける。そんな場合は店の前で集合にするんだ。その時の目印が二枚目の旗の使い道ね。
ビーガン とは、自分の考えとして動物由来の肉食を好まないライフスタイルである。クリムゾン真鍋も気持ち的にはビーガンである。
「出典:近代芸無辞典より」
じえ:なかなか細かな準備が必要なんですね、イベントは。で、旗は誰が持って待つんですか。
真鍋:外で待つのは猫又くんに頼むつもりだ。じぇーんは店内担当、私が店内という店外を行ったり来たりしながら様子を見る担当だ。
じぇ:念のため、TNC2024の概要、もう一度貼っておきますね。
■イベント名:「旅するニンジャクリムゾン」TNC2024
■開催日:2024年6月1日土曜日
■集合:朝10時に京急横須賀中央駅のバーガーキング
■住所:〒238-0007 神奈川県横須賀市若松町1丁目1
※店内で待ち合わせ、店の前で待ち合わせ、いずれもOK。
■目印:ニンジャクリムゾンの旗。
■行動予定:集合:10時頃 横須賀中央駅→猿島→どぶ板通り散策→駅前で宴会 解散:17時頃。
■参加費:行く先々で必要な猿島への船代、海軍カレー代など各自実費負担、宴会代は割り勘。
■テーマ:西の聖地友ヶ島に加えて、猿島を東の聖地にすること。
■やること:猿島で動画素材を撮影。ドブ板通りで海軍カレーを食べる。
■参加表明:当日集合場所にくれば参加OK。Xにて当日の行動は実況します。
Xへのリツイート で参加表明してくれるとなお確実。
■予想参加人数:15人くらい。初心者の方も歓迎デス。
■途中参加、途中離団OK、現在の位置はツイッターで随時書き込みます。ツイッターのフォローよろしく。
https://twitter.com/ecolemanabe
真鍋:天気が良いといいな。
じぇ:いいですね…。
ぴろぴろぴろ
じぇ:電話ですね、誰からでしょうか。
真鍋:どうやらこの名前はハンター竜田だな。そういえば八熊伝の内容を聞きに行くと言いながら、もう半年以上経過してる、さすがに怒ってるかもしれない…。ということで、もしもし、久しぶりやんけ、なにしとったんやワレ、
竜田:それはこっちのセリフやんけ。来週横須賀でイベントやると聞いたやんけ、せっかくだからワイも猿島に行ってモンキーハンティングでもやろうと思ってたが、あいにく来週は中国に仕事にいっているやんけ。
じぇ:竜田さんは、あちこちに行ってるんですね、今度は中国ですか。なにかオトクな話でも見つけましたか。
真鍋:中国にはきっとなにかオトクがあるはずだ、近いうちに話を聞きに聞かねばならんな。
竜田:で、急ぎで連絡したのは、猿島と八熊伝の関係について、事前に教えといてやろうと思って電話したやんけ。
真鍋:ほほう、どんな話だろ。猿島には猿がたくさんいるから、おにぎり持っていって猿に襲われないように気をつけろって話かな。
竜田:いや、違うな。八熊伝に書かれている内容、それはこの世界とは別の異世界があって、そこは8つの島からできていて、それぞれ別の動物が支配している。その中で頂点は熊がいる島ってことやんけ。
真鍋:なんか、急に話が進行してきたな。要するに熊が一番偉いって話だな。
竜田:熊が一番偉いというのは当然として、別の世界への入口、そのヒントが八熊伝には書いてある。相当な量がある八熊伝を細かく読みこなすとこんな記述があったやんけ。一つは高速で移動する2つの車輪を持った馬のようなもの。2つ目は守備を固めた陣地にある扉。
真鍋:なんか、不思議な感じになってきたな。高速で移動する2つの車輪は、ゲーマー鹿山が急に消えたハングオンの筐体かもしれない。そうなると、ゲーマー鹿山は別の世界への移動方法を見つけたことになるな。やはり、大船観音さまの威光なんだろうか。
竜田:なんでも、別の世界への入口には、人型の物体が置かれているそうだ。そうなると大船観音は人型の物体なわけだから、それに該当してもおかしくないやんけ。
真鍋:そうか、いくつか入口があるわけだな。そういえば、去年行った石垣島の灯台は関係ないのか。クロニン田村があそこで消えたのもなにか関係があるかもしれないのだが。
竜田:石垣島については、八熊伝でも、なにも触れられていない。ついでに言っとくと、大塚のカレーショップも別の世界への入口とは関係ないやんけ。
真鍋:それは一安心だな、私は特に別の世界に行きたいとは思っていない。今のこの世界で十分満足しているからな。
竜田:それがそうもいかない状況になってきたやんけ。1週間後にクリムゾン真鍋が行く予定の猿島、これも別の世界への入口に繋がっていると八熊伝に書いているやんけ。友ヶ島と同じく、特別な宇宙の意志が働いていると考えられるやんけ。
真鍋:それはまずいな、猿島に行ってそのままこちらに帰ってこれない可能性もあるのか。それなら、こちらの世界でやっておかないといけないことがある。たとえば磯丸水産の株主優待券が今月末で切れるから、あと3000円分使い切らないといけないとか。
竜田:まあ、そんな些細な話は自分で考えてくれ…。それよりくれぐれも猿島で海のモズクにならないように気をつけるやんけ。
真鍋:海のモズクじゃなく藻屑だろ。
竜田:ワイはモズクが好きなんや。それにワイが住んでる場所からは中百舌鳥が近い。中百舌鳥とモズク、語感がにてるからええやんけ。そういうことだ。
真鍋:教えてくれてありがとう。
いつものことながら慌ただしく電話で話をして、そして急にいなくなるハンター竜田。
じぇ:なんか、難しそうな話が連続して続いて疲れますね。しばらくお昼寝してきます。
真鍋:ええご身分じゃのぅ、昼寝とは。
ぴろぴろぴろ
真鍋:あれ、また電話だ。それもハンター竜田からだ、で一体何の用事だ。
竜田:さっき言い忘れていたが、6月2週目に沖縄でいいホテルが取れたやんけ。クリムゾン真鍋の分も取っておいたから、そこで八熊伝の内容についていろいろ説明するやんけ。
真鍋:沖縄…。そりゃいいな。ぜひ行かせてもらうよ。私は誘われた誘いは原則断らないことをモットーとしておる。沖縄でサムズのステーキをバカ食いしよう。
竜田:サムズのステーキは楽しみやんけ。今回は軽トラじゃなくまともな車借りるやんけ。
サムズ とは、沖縄で有名なステーキチェーンである。調理中に火柱があがると、来店者から歓声があがることもある。運営が串カツ物語と同じくフジオフードシステムである。
「出典:近代芸無辞典より」
真鍋:わかった。予定しておく。
そうだな、新たな手がかりを求めて沖縄に行こう。やっぱりステーキも食べないと。
ということで、来週の猿島、その翌週は沖縄と、意図せず予定がどんどん決まっていくクリムゾン真鍋。出たがりの性格からして、予定が続くのはきっと大喜びのはず。猿島でクリムゾン真鍋とディンガ猫又は、別の世界への扉を見つけることができるのか。旅するニンジャクリムゾン2024 in 横須賀(TNC2024)は近日動画で公開予定、お楽しみに。
第36回:横須賀・猿島の秘密とは。 Read More »
藤沢開発室、通称F-LABOで開発に勤しむクリムゾン真鍋、チョモランマ桐、そして新メンバーのディンガ猫又。GWの集中開発期間の進行が思いの他良くご機嫌なクリムゾン真鍋。そんなときにある人から連絡が。
チリチリチリ、ピポピポピポ
じぇ:マスター、メールが来てます。エコール老人会の方からですね。
真鍋:おお、エコール老人会というと、ERを開催しているデスクリムゾンのファン、つまりクリムゾナーの人たちだな。
じぇ:もう長い間、クリムゾナーをやってられるのですか、その人達は。
真鍋:そうだな、2000年頃には推定10万人くらいいたと思うクリムゾナーだが、その後、徐々に高齢化がすすんできて、それまで大学生だった人たちも今では50歳前後、月日が立つのは早いね。
じぇ:そうですね、デスクリムゾンが発売されてからもうすぐ30年、二十歳の人が50才になるのも計算が合いますね。
真鍋:いまから思えば、ギズモのブランドからコックスバックスをリリースしたのが一つの大きな転機になったと思う。なかなか良い出来栄えで私は気に入っているんだが、COX-BAXを発売したことで、クリムゾナーの数が半分になった気がする。
Cox-Bax とは、エコール真鍋がギズモ、ブランドで発売した、ハッテン場探索ゲームである
「出典:近代芸無辞典より」
じぇ:ハッテン場探索ゲームって、ぶっ飛びすぎて引きますよね、ふつーの人は。
真鍋:その自由度が、エコールをエコール足らしめている部分ではあるがね。
じぇ:クリムゾナーの人は、コンバット越前を巡ってダニーとグレッグが恋愛感情を炸裂させて三角関係で悩むみたいたのを期待していたのですか。
真鍋:今となってはみんながどんな期待をしていたのか謎だが、たぶん越前康介とダニーの恋愛ものは期待されてなかったと思う。
じぇ:少しだけコックスバックスプレイしましたが、主役のゲンジがストリートミュージシャンとして放浪しながら成長するという話はどうやって考えたんですか。
真鍋:ストーリー自体はゲイで作家をやっている人に数人連絡をとって書いてもらったけど、日本を放浪しながら旅をするというのは、私の経験がベースに生きている。
じぇ:マスターは、ゲイなのですか、それは初耳ですが。
真鍋:残念ながら私自体はゲイではない、いわゆるノンケだ。大学院時代に自分探しのたびに出るため2ヶ月間大学院を休んでヨーロッパを放浪したことがある。ロンドンから南ヨーロッパ、ギリシャまで、2ヶ月かけてゆっくりとバックパッカーとして放浪の旅にでた。その後のエコールの変遷をみると、その時の旅が原点になっている気がする。
じぇ:事務所も数年ごとに変わり、自宅も3年毎に引っ越しするという、アレですね。
真鍋:そうね、同じ場所に長く滞在せず、いつも変化し続けることで新たな表現の技法を探していく、作品自体が私の人生、このような流れを作ったのが2ヶ月間のヨーロッパ放浪旅行だったね。
じぇ:マスターはその旅行以来、ずっと旅しているんですね、今も…。
真鍋:そんな感じだ。人格の核心に触れる話をしたから、少し疲れた。いつものココ茶をくれないか。
じぇ:イエッサー。はい、どうぞ…
真鍋:ずずず、お茶が美味い。
じぇ:だいぶマスターはお疲れですよね。
真鍋:疲れているが、単にそれだけだ。開発室の引っ越しを1週間かけてやったからそれが多少ダメージになっているだけだ。それに先週は周防パトラちゃんが、我がエコールを訪問してくれたのでかなり元気になった。
じぇ:ちょうど私がココ茶の新茶がでたから静岡に調達に行っているときですね。パトラちゃんてどんな人でした。
周防パトラ とは、登録100万人を誇る人気VTuberである。最近ハニーストラップから単独での活動に移行。
パトラチャンネル が活動の中心である。
「出典:近代芸無辞典より」
真鍋:パトラちゃんはVtuberだから、実態は存在しないんだ。一種の幽体みたいな存在、いわゆるドッペルゲンガーだね。人間の形はしていたがそれはあくまで仮りそめの姿。
じぇ:なかの人に興味がありますが…。
真鍋:だめだめ、Vtuberの中の人については話するのは、獣神サンダー・ライガーの中の人が山田恵一っていうくらい野暮なことだ。ただ、パトラちゃんの中の人が素晴らしく素敵な人だったことは間違いないな。
じぇ:で、パトラちゃんはいったいなんの用事でクリムゾン真鍋に会いに来たのですか。デスクリムゾンのプレイ動画をアップしているからクリアするのに苦労して、その苦情を言いに来たとか。
真鍋:それも外れている。ただ、パトラちゃんがエコールに来てくれたこと、2時間に渡って私と楽しく話をしたことは事実だ。それ以上のことは私から言うわけにはいかない、いまはそれだけだ。
パトラちゃん来訪については
ここ に少しだけ情報があります。
「出典:近代芸無辞典より」
じぇ:わかりました、それはそうとマスター、エコール老人会の方からの連絡の件、忘れていませんか。
真鍋:そうだった、コンバット老人からのメールの件だね。どれどれ、読んでみると…。
老人:去年の秋に開催したエコール老人会、ER2023のときに決まった、2024年のGWあたりに猿島にいくという話はその後どうなりましたか…。
真鍋:そうだそうだ、そろそろ去年約束した2024年のイベントの時期だった。大船や大塚への放浪の旅と、F-LABO開設のゴタゴタで時間の感覚がなくなっていたが、もうGWに突入している。
じぇ:だめじゃないですか、いつもの納期遅れですね。
真鍋:私は、GW頃にイベントを開催すると言ったが、GWに開催すると言った覚えはない。元大阪知事の、横山ノック氏が議会で追求されて発した迷台詞、「私は庶民派と言った覚えはあるが、庶民と言ったことはない」これと同じ流れだな。
じぇ:横山ノックさんて、たしかセクハラで糾弾されて知事を辞めた人ですね。その人とマスターは同じ芸風なんですか…。
真鍋:いちいち説明するのになんか疲れた、ココ茶をもう一杯くれないか。
じぇ:イエッサー。
真鍋:GW頃のイベントについては、コンバット老人との間で重力場を利用した特殊通信回路を使ってすでに相談済だ。いわゆる以心伝心という技法だね。
じぇ:さすがコンバット老人さん。変人代表であるクリムゾン真鍋のファンを30年近くやるだけの人は違いますね。
真鍋:そうだね、コンバット老人はドリームキャスト版デスクリムゾン2を10セット買ってくれたからな、ありがたいことだ。
じぇ:マスターはいろんな人に支えられて、ゲーム業界で居場所があるんですね。
真鍋:そうそう、30年も業界にいられたのはファンのおかげだ、そのためにも、今回の猿島ツアーは成功させねばならん。イベント名は「旅するニンジャクリムゾン2024」にしよう。TNC2024でどうだ。
じぇ:TGS、東京ゲームショウみたいでいいですね。
東京ゲームショウ はゲーム業界関係者のあこがれの場所である。ここに自分の作品が出展されることが第一番目の大きなハードルと言われている。
「出典:近代芸無辞典より」
真鍋:コロナで縮小されていたTGSもまた元の規模に戻ったし、その流れに乗ったイベントとして、TNC2024というのはなかなか良いな。
じぇ:ニンジャクリムゾンの旗も作りましょう。待ち合わせには旗が必要ですよね。
真鍋:そうだそうだ、団体旅行だもんな。
じぇ:うまく、繋がりましたね。ということで、TNC2024の概要発表しましょう。
■イベント名:「旅するニンジャクリムゾン」TNC2024
■開催日:2024年6月1日土曜日
■集合:朝10時に京急横須賀中央駅のバーガーキング
■住所:〒238-0007 神奈川県横須賀市若松町1丁目1
※店内で待ち合わせ、店の前で待ち合わせ、いずれもOK。
■目印:ニンジャクリムゾンの旗。
■行動予定:集合:10時頃 横須賀中央駅→猿島→どぶ板通り散策→駅前で宴会 解散:17時頃。
■参加費:行く先々で必要な猿島への船代、海軍カレー代など各自実費負担、宴会代は割り勘。
■テーマ:西の聖地友ヶ島に加えて、猿島を東の聖地にすること。
■やること:猿島で動画素材を撮影。ドブ板通りで海軍カレーを食べる。
■参加表明:当日集合場所にくれば参加OK。Xにて当日の行動は実況します。
Xへのリツイート で参加表明してくれるとなお確実。
■予想参加人数:15人くらい。初心者の方も歓迎デス。
■途中参加、途中離団OK、現在の位置はツイッターで随時書き込みます。ツイッターのフォローよろしく。
https://twitter.com/ecolemanabe
真鍋:集合場所は横須賀中央のバーガーキングにしよう、店の中でも店の前でもOKということで。
じぇ:最近マスターはバーガーキング好きですね。マスターは昔マクドナルドでバイトしていたのに…いいんですか、そんなんで。
真鍋:いいんだよ、人の気持は月日とともに変わるものだ。
じぇ:そんなものなんですね、私も気をつけよう。
TNC2024が決まってよかったよかった、久しぶりの本格的旅行イベント、嬉しいな。
激動の4月だったが、なんとかイベントも決まり、ますますモチベーションもあがるクリムゾン真鍋。参加予定のチョモランマ桐とディンガ猫又は無事に集合場所に現れるのか。ドブ板通りでクリムゾン真鍋はなにを語るのか。TNC2024への多数の方のご参加、お待ちしています。
第35回:新たな聖地への道。 Read More »
エコールの藤沢開発室、通称F-LABOがオープンして3週間、藤沢生活があまりに快適でこのままゲーム制作を忘れてしまいそうになるクリムゾン真鍋。湘南の海を楽しむのも程々にしてデスクリムゾン新作の制作を始めて欲しいところだが…。
じぇ:おはようございます、マスター。ご機嫌はいかがですか。
真鍋:藤沢生活があまりに楽しすぎで困ってるくらいだ。
じぇ:私は自由が丘の生活気に入っていましたが、マスターは藤沢のどこが魅力なんでしょうか。
真鍋:いい質問だ、藤沢の困ったところをまず書いてみよう。以前駅の北側にあった日高屋が閉店している。日高屋は行き先に困ったときの最後の砦、これがあるとないとでは踏ん張り具合がだいぶ違うんだが、日高屋がない藤沢だから、仕方なく茅ヶ崎まで電車に乗って行っている。これが1つ目。
じぇ:今回はいきなり後ろ向きですね、なんか最近嫌なことでもありましたか。
真鍋:2つ目の困ったところを書こう。バーガーキングがあるのはいいけど、座席が少なくていつも満員だ。私はバーガーキングのワッパーが大好きで、もし無人島に漂着してなにか一つのチェーン店だけ誘致していいと言うなら、バーガーキングを迷わず選ぶ、それくらいバーガーキングには思い入れがあるんだが、座席数が少なすぎでいつも立ち食いになってしまう。
じぇ:それは困りましたね、なんかかなり細かな話ですが…。
真鍋:まだまだあるぞ、私はTSUTAYAのDVD借り放題一月980円を長い間愛用しているのだが、藤沢の近くにあるTSUTAYA村岡店は、自動貸出機が設置されていない。いちいち私のようなゴミ客の対応を店員の方に頼むのは忍びないしストレスだ。早く自動貸出機を設置してほしいものだ。
じぇ:さらに細かくなりましたね、それくらいしか不満はないんですか。
真鍋:実はココだけの話だが、7年前に私は藤沢に1週間だけ住んだことがある、その時は良いマンションを見つけてご機嫌だったんだが、そのマンションは鉄筋コンクリートではなく、鉄鋼造、いわゆるS構造だったため騒音がかなり響く。で、入居して3日目に近隣から騒音の苦情がきて、残念ながら1週間で引っ越しせざるを得なくなった。
じぇ:それって、マスターが原因ですよね。どんな騒音だったのですか。
真鍋:実は…、白い猫と黒い猫がつがいで現れて、ベランダで騒ぎ始めたんだ、その猫のうち、私は白い猫が気に入って、白い猫だけに餌をあげたら黒い猫が暴れ出してな、その黒い猫をなだめているのがうるさかったらしいんだ。
じぇ:いつものパターンですね。ワタシ悪くないアル、悪いのは黒い猫アル。というパターンですね。
真鍋:まあ、そういえばそうだが、目の座った怖そうな若いお兄さんが訪問してきて、「すみませ~ん、明日の朝早いんで静かにしてもらえますか、ちょんまげ」と低音ボイスで笑顔なく言われたので、さっさと藤沢に住むことを諦めたわけだ。やはり、ゲーム制作には音が付き物、鉄骨造の建物で開発するのは無理ってことがわかった。
じぇ:まあ、仕方ないですね、そのリベンジは成功しましたか。
真鍋:まあまあ、うまく行ったと言えなくもない。ただ、今の開発室にも一つ不満がある、それはNURO光の回線が9階までしか設置されてなく、F-LABOへの工事が2ヶ月先になりそうだ、それまで楽天最強プランでHR01のルーター使って乗り切ろうとしているが、たまたま、F-LABOのあたりだけ5Gの電波が届かず、4Gプラスで接続しないといけない、結果、スピードが20Mくらいしかでなくて、UNITYでの開発には大きく差し障りがでている。
じぇ:それは結構深刻ですよね、以前ニンジャ花咲が、開発室開設の際にはネットにスピードに注意するようにと言ってましたね。その助言を無視したマスターが悪いということでいいでしょうか。
真鍋:じぇーんは、ときどき厳しいし、口が悪いな。まあ仕方ないが。全くその通り、ニンジャ花咲の助言をもっと真剣に聞いておけばよかったと今では思うね。
じぇ:(チッ、うるせーな。)はんせーしてまーす。こんな感じでしょうか。
真鍋:じぇーんは、時々ディープなネタを知っているな。まさに私はいま、国母選手の気分だ。
じぇ:藤沢ではカレーショップの調査はやらなくていいのですか。結構楽しみにしているんですが。
真鍋:すでにやったやった。なかなか藤沢のカレーは優秀だよ。ここなんか、楽しい。
じぇ:なかなかレベルが高そうですね。
ぴんぽーん
真鍋:おや、来客だ、誰だろう。
じぇ:昨日の夜に連絡があって、F-LABOの開設を知って、凄腕の大学生の方がF-LABOでゲーム制作をやりたいと連絡してきて、その人と今日会う話だったんですが、マスターは忘れてしまったのですか。
真鍋:おお、思い出した、そうだったな。たしか、この近県の優秀な国立大学の学生さんだったな。
じぇ:楽しみですね、去年のチョモランマさん以降、目立ったメンバーの参加がなかったからどうなるかと思っていましたが。
真鍋:陰ではいろんな動きを画策していたんだが、なかなかまとまりが悪くてな。困っていたところだ。
謎の人:こんにちは、ここがF-LABOでしょうか、なかなか見晴らしが良くて快適そうな開発室ですね。
真鍋:そうか、ここの素晴らしさがわかってくれたか、プラス1点。で、君は名前は…。
謎の人:僕は猫田といいます、猫田又吉が正式な名前です。
真鍋:それはなかなか楽しそうな名前だな。
猫田:褒めていただいて光栄です、あなたがクソゲー制作者として有名なクリムゾン真鍋さんですね。
真鍋:クソゲー制作者とは失礼な、マイナス1点。で、いかにも私がエコール社の社長、クリムゾン真鍋である。
猫田:知ってます、僕の確率分析によると、クリムゾン真鍋がすすめているこのプロジェクト、完成する確率は30%、クリムゾン真鍋の代表作として後世に残る可能性は7%です。それだけあれば十分かなと…、ということで僕が制作チームに入りますのでよろしく。
真鍋:なんだ、このイルカのサラダの国から来た娘…みたいな展開は。
サラダの国から来た娘 とはイルカの名曲で、サラダの国から来た女の子がいつの間にかそばに存在しているという楽曲である。
「出典:近代芸無辞典より」
猫田:僕は専門は量子力学、物質が粒子と波の両方の性質を持つ世界の境界領域を研究しています。
真鍋:ということは、量子力学的には、デスクリムゾンの新作、デスクリネオは、クソゲーになるか、ファミ通で殿堂入りするか評価してみてくれるか。
猫田:シュレーディンガーの猫の仕組みを応用すると、すでにデスクリムゾンネオはクソゲーになることは決まっています。お前はもう死んでいる…、て状況ですね。
シュレーディンガーの猫 とは、量子力学における不確実性を説明するために作られた仮説である。
「出典:近代芸無辞典より」
真鍋:嫌な予想だな…、で続けてくれるか。
猫田:しかし、クリムゾン真鍋の歪んだ重力空間の影響で、通常の確率で事象はおこらない可能性があります。つまり、猫は死んでおらず、デスクリムゾンネオはクソゲーにならないことが起こり得ます。多分7年前に本来は存在しない白い猫がクリムゾン真鍋の前に現れて、運命に何らかの干渉を行った。そのため事象の黄昏が乱れた可能性があります。
真鍋:なんで君は7年前の猫の話を知っているんだ…、まあいい、それで白い猫は生きているのか、死んでいるのか、どちらなんだろう。黒い猫もどうなんだ。
猫田:白い猫がデスクリムゾン、黒い猫がデスクリムゾンネオの象徴でしょう、で、白い猫が逃げた。その結果、デスクリムゾンネオを作るチャンスは消え去った。
真鍋:ということは、いま黒い猫が現れて、それを捕獲して箱に入れてシュレーディンガーの猫として抽選を行うと、デスクリムゾンネオの結果がわかるということかな。
猫田:いえ、箱の蓋を開けてはいけません、開けるとただの福引になってしまいます。蓋を開けないまま中の事象を判断する、これが量子力学的確率の発生理論です。
真鍋:わかった、君が頭がいいことはわかった。ぜひ、我が制作チームに参加してもらおう。
猫田:ありがとうございます、採用されることはグラビトンの動きをモニタリングしていたら解っていましたが、とりあえず嬉しいです。
じぇ:おめでとう、猫田さん、新メンバー大歓迎です。猫田さんは麻雀やりますか。
猫田:大学で麻雀同好会にいますので大丈夫です。
真鍋:だめだよ、レーサー岡谷の影響で麻雀が好きになったのはわかるけど、同じ開発チームで麻雀は禁止だ。
じぇ:わかりました、マスター。
真鍋:ということで、猫田くん、うちのチームでグラフィックの作業をやってもらおう。地形とかキャラクタの動きとか、そのあたりのパートを頼むよ。
猫田;了解しました、で、このニンクリ物語で本名を晒すのはためらいがあるのですが、なにかいい名前はありますか。
真鍋:君はなにか考えているのか。
猫田:ナノテクノ田中なんてどうですか、なかなか良い名前だと思うのですが。
真鍋:君は串カツが好きか…、田中を名乗ると登場するたびに串カツを咥えて出てこないといけないぞ。
猫田:串カツは脂っこいのでそんなに好きじゃありません。カレーのほうが好きです。
真鍋:じゃあ、カレー星人徳田はどうだ。オトクなカレーから徳田。
猫田:なんかいまいちです、それならナノテクノ田中のほうがいいです。
真鍋:じゃあ、串カツ咥えて出てきてね。
猫田:それも困りましたね。
真鍋:じゃあ、ディンガ猫又、というのはどうだ。偉大なる天才科学者・シュレーディンガーの一部をとって、ディンガ。それに猫田又吉を短くしてディンガ猫又。
猫田:コードネームに本名が入るっている、エコールの伝統を踏襲ですね。じゃあ、それでいいです。
真鍋:決定、君の名前はディンガ猫又。別名、Dr.ディンガ。なかなか良い名前じゃないか。
猫又:はい、早速、制作作業に入りましょう。
ついにグラフィックのメンバーが参加だね、ブラボー。
ということで、念願のグラフィック新メンバーを迎え、F-LABOで藤沢生活を堪能するクリムゾン真鍋、チョモランマ桐、ディンガ猫又、そしてじぇーん。アベンジャー4にちなんで、フジサワンテ名乗るしかないか~。フジサワンテ4の今後に注目。
第34回:1年ぶりに新メンバー参入。 Read More »
大塚での1ヶ月間の生活が終わり、カレーショップがたくさんあるということを理解した以外になんの成果を出せなかったクリムゾン真鍋。そして1月末の時点であと6日後に起こる世界の破滅というか、運命の分岐は一体どうなったのか。2ヶ月間も更新を放置してどんな顔をしてのうのうとストーリーを再開するのか、厳しく状況を問い詰める必要があるのではないか。
ちょ:おはよう、お父さん…じゃなかった、クリムゾン真鍋。あまりに久しぶりだから呼び方を忘れてしまった。
真鍋:おお、これは鉄緑会に行くようになってから急に羽振りが良くなったチョモランマくんではないか、私が失踪中は元気にしていたか。まあ、2ヶ月ほど失踪することはこれまでも何回かあったから、特に気にすることはない。サターン版デスクリムゾンが大変なことになった1996年頃も2ヶ月失踪してクレタ島に行ってた気がするしな。
ちょ:そうなんだ、今回はどこの島に行ってたの、五島列島とかじゃないの。アワビの冷凍保存に興味があるっていってたから、ゲーム制作諦めて冷凍アワビの製造流通業に鞍替えしたのかと思った。
真鍋:まあ、水産物の冷凍にも興味はあるな。CAS冷凍法が開発されたのがもう30年近く前、その後、普及したのかどうか興味があるところだ。
CAS冷凍 とは素材の鮮度を劣化させることなく魚介類などを冷凍する技術である。近年レストランや居酒屋で安くて美味しい魚が食べられるようになってきたのもCAS冷凍の恩恵による部分が大きい。
「出典:近代芸無辞典より」
ちょ:どうやら、CAS冷凍は日常生活に溶け込んでいるようだね。さて、アワビの冷凍はおいといて、そろそろこの2ヶ月間について納得行く説明をすべきだとは思うけどね。
真鍋:いろいろと事情があるんだ、ゲーム制作における種々の事情がね。ゲームを作るのに大事な要素はなにか知っているか、チョモランマくん。
ちょ:アイディアとか、キャラ設定とか、パソコンとかじゃないの。
真鍋:それも必要だが、いちばん重要なのは開発拠点だ。戦国武将にとってどの立地に城を作るか、その城に誰を配置するかというのは最も重要なことなんだ。
ちょ:それはそうだけど、そもそも開発拠点は大塚に作るんじゃなかったの、クロニン田村の調査もあるけど、下町であるがゆえに社会資本が充実して、食事事情もよく都内での打ち合わせが簡単な大塚は結構良いところだと思うんだけど…。
真鍋:それは一理ある、大塚はそのあたりの要素が概ねそろっている。だから、前向きに考えていたんだが…。
ちょ:なにか事情があったの。大塚にしなかった理由は。
真鍋:本当は、元麻布に城を作りたかったんだが、これも諸般の事情で実現せずだ。大塚にしなかったのと同じ事情だね。
ちょ:そろそろ、この2ヶ月間の失踪の理由を説明してもいいんじゃない、アワビとか元麻布の城とかはどうでもいいんで。
真鍋:まあ、そう急ぐな。さっき、ゲームを作るのには開発拠点が大事といったが、ここで武田信玄の言葉を思い出してほしい。武田節を聞けばわかる。
武田節 とは、戦国武将、武田信玄の生き様を描いた楽曲である。コンパや宴会、社員研修で歌われることが多い。クリムゾン真鍋が大学院で核動(正式名称:原子動力実験棟)に入所した際、歓迎宴会で披露した歌でもある。
「出典:近代芸無辞典より」
ちょ:人は石垣、人は城、~てやつだよね。
真鍋:そうそう、開発拠点があっても、人がいなければどうにもならない。もともと東京タワーの近くの増上寺周辺に拠点を設ける予定だったんだが、諸般の事情でそれは成立せずだ。
ちょ:諸般の事情が多いね、本当は面倒だから先送りにしていただけじゃないの…。
真鍋:ちが~う、それは絶対に違う。この2ヶ月間、吾輩がどれだけ身を粉にして働いてきたか、君はしらないはずだ、チョモランマくん。
ちょ:なんか、話があちこちに飛んで、長くなりそうだ。俺は今日から柔道部の合宿にいかないといけないし、忙しいから手短に言い訳をしてください。
真鍋:では、手短にすることにしよう。F-LABO、これがキーワードだ。
ちょ:F-LABO…。FはわからないけどLABOは…。ラバトリーならトイレだから藤沢のトイレってことになるけど、それなら、F-LAVAだしね。
真鍋:そういうとぼけた発言は自粛してくれ、結論としては…。
ちょ:ごくり、一体何なんだろう、F-LABOって。
真鍋:では発表します、あっ、その前にCM入ります。答えは30秒後にね。
ちょ:30秒間、待ち遠しいな。しかしCMはこれで最後だよね。
真鍋:あと2本入る予定。次のCM入ります。
ちょ:いい加減にしろ。俺は忙しいんだからさっさと始めてくれ。
真鍋:わかった、そろそろ発表しよう。7年ぶりに我がエコールソフトウェアは、開発拠点を設置します。場所は藤沢市、湘南エリアのとある場所だ。ここから、世界に向けて発信することになる。F-LABOとは藤沢開発室のことだ。
ちょ:あれ、元麻布じゃなかったの、新開発室は。
真鍋:ちょっとした事情で、その話はなくなった。要するにこれからは、湘南だ。街中いたるところでサザンオールスターズの歌がかかっている湘南。これこそが新たな開発拠点にふさわしい。
ちょ:藤沢だからF-LABOなんだね、わかった。
真鍋:それより、この表札が目に入らぬか…。
ちょ:これは、伝説のエコールソフトウェアの表札。これまで何回も廃止の危機を乗り越え復活してきたという、伝説の看板だね。
真鍋:そのとおりだ、風雪に耐え、今回で4回目の復活だ。
ちょ:なんか、わかりにくいけど、まとめてみると…。1月末にあと6日で重大な分岐があると予告した、それは元麻布に開発拠点、A-LABOを開設予定だったが、不思議な力が働いてその話はなくなった。それでクリムゾン真鍋はこの2ヶ月遊んでいるように見せかけて、密かに新たな開発拠点の設置を準備してきた。その場所は湘南エリアである藤沢市。そして、2ヶ月かかってついにF-LABOは完成した。こんな感じかな。
真鍋:まあ、まとめるとそういうことだ、そこにはいろんな人間模様があったがな。人生いろいろ、会社もいろいろ、エコール流浪の旅はひとまず藤沢で区切りをつけることになる。
しかし、麻布から藤沢って遠いんだけど、行くのが面倒。
湘南新宿ラインでくればあっという間だ。結構揺れるけど、気にするな。
じぇ:F-LABOから見える景色が素敵ですね。
真鍋:あれ、じぇーんはいつの間にか帰ってきたのか、2ヶ月間の帰国だったな…。どうだ、フィリピンでの休暇は楽しかったか。
じぇ:ぼちぼちです。
増上寺周辺、大船、大塚、元麻布と候補はあったが、藤沢に開発拠点を新たに作ったクリムゾン真鍋。3ヶ月にわたって行ってきたカウントダウンの正体は、エコールソフトウェアの開発拠点が7年ぶりに復活でした。ニンジャクリムゾンプロジェクトは、F-LABOを得て更に進展するのか、藤沢が最終地点となって湘南の海に藻屑と消えるのか、これからの新展開をお楽しみに。
第33回:7年ぶり、ついにアレが復活。 Read More »