第34回:1年ぶりに新メンバー参入。

エコールの藤沢開発室、通称F-LABOがオープンして3週間、藤沢生活があまりに快適でこのままゲーム制作を忘れてしまいそうになるクリムゾン真鍋。湘南の海を楽しむのも程々にしてデスクリムゾン新作の制作を始めて欲しいところだが…。

じぇ:おはようございます、マスター。ご機嫌はいかがですか。

真鍋:藤沢生活があまりに楽しすぎで困ってるくらいだ。

じぇ:私は自由が丘の生活気に入っていましたが、マスターは藤沢のどこが魅力なんでしょうか。

真鍋:いい質問だ、藤沢の困ったところをまず書いてみよう。以前駅の北側にあった日高屋が閉店している。日高屋は行き先に困ったときの最後の砦、これがあるとないとでは踏ん張り具合がだいぶ違うんだが、日高屋がない藤沢だから、仕方なく茅ヶ崎まで電車に乗って行っている。これが1つ目。

じぇ:今回はいきなり後ろ向きですね、なんか最近嫌なことでもありましたか。

真鍋:2つ目の困ったところを書こう。バーガーキングがあるのはいいけど、座席が少なくていつも満員だ。私はバーガーキングのワッパーが大好きで、もし無人島に漂着してなにか一つのチェーン店だけ誘致していいと言うなら、バーガーキングを迷わず選ぶ、それくらいバーガーキングには思い入れがあるんだが、座席数が少なすぎでいつも立ち食いになってしまう。

じぇ:それは困りましたね、なんかかなり細かな話ですが…。

真鍋:まだまだあるぞ、私はTSUTAYAのDVD借り放題一月980円を長い間愛用しているのだが、藤沢の近くにあるTSUTAYA村岡店は、自動貸出機が設置されていない。いちいち私のようなゴミ客の対応を店員の方に頼むのは忍びないしストレスだ。早く自動貸出機を設置してほしいものだ。

じぇ:さらに細かくなりましたね、それくらいしか不満はないんですか。

真鍋:実はココだけの話だが、7年前に私は藤沢に1週間だけ住んだことがある、その時は良いマンションを見つけてご機嫌だったんだが、そのマンションは鉄筋コンクリートではなく、鉄鋼造、いわゆるS構造だったため騒音がかなり響く。で、入居して3日目に近隣から騒音の苦情がきて、残念ながら1週間で引っ越しせざるを得なくなった。

じぇ:それって、マスターが原因ですよね。どんな騒音だったのですか。

真鍋:実は…、白い猫と黒い猫がつがいで現れて、ベランダで騒ぎ始めたんだ、その猫のうち、私は白い猫が気に入って、白い猫だけに餌をあげたら黒い猫が暴れ出してな、その黒い猫をなだめているのがうるさかったらしいんだ。

じぇ:いつものパターンですね。ワタシ悪くないアル、悪いのは黒い猫アル。というパターンですね。

真鍋:まあ、そういえばそうだが、目の座った怖そうな若いお兄さんが訪問してきて、「すみませ~ん、明日の朝早いんで静かにしてもらえますか、ちょんまげ」と低音ボイスで笑顔なく言われたので、さっさと藤沢に住むことを諦めたわけだ。やはり、ゲーム制作には音が付き物、鉄骨造の建物で開発するのは無理ってことがわかった。

じぇ:まあ、仕方ないですね、そのリベンジは成功しましたか。

真鍋:まあまあ、うまく行ったと言えなくもない。ただ、今の開発室にも一つ不満がある、それはNURO光の回線が9階までしか設置されてなく、F-LABOへの工事が2ヶ月先になりそうだ、それまで楽天最強プランでHR01のルーター使って乗り切ろうとしているが、たまたま、F-LABOのあたりだけ5Gの電波が届かず、4Gプラスで接続しないといけない、結果、スピードが20Mくらいしかでなくて、UNITYでの開発には大きく差し障りがでている。

じぇ:それは結構深刻ですよね、以前ニンジャ花咲が、開発室開設の際にはネットにスピードに注意するようにと言ってましたね。その助言を無視したマスターが悪いということでいいでしょうか。

真鍋:じぇーんは、ときどき厳しいし、口が悪いな。まあ仕方ないが。全くその通り、ニンジャ花咲の助言をもっと真剣に聞いておけばよかったと今では思うね。

じぇ:(チッ、うるせーな。)はんせーしてまーす。こんな感じでしょうか。

真鍋:じぇーんは、時々ディープなネタを知っているな。まさに私はいま、国母選手の気分だ。

じぇ:藤沢ではカレーショップの調査はやらなくていいのですか。結構楽しみにしているんですが。

真鍋:すでにやったやった。なかなか藤沢のカレーは優秀だよ。ここなんか、楽しい。

じぇ:なかなかレベルが高そうですね。

ぴんぽーん

真鍋:おや、来客だ、誰だろう。

じぇ:昨日の夜に連絡があって、F-LABOの開設を知って、凄腕の大学生の方がF-LABOでゲーム制作をやりたいと連絡してきて、その人と今日会う話だったんですが、マスターは忘れてしまったのですか。

真鍋:おお、思い出した、そうだったな。たしか、この近県の優秀な国立大学の学生さんだったな。

じぇ:楽しみですね、去年のチョモランマさん以降、目立ったメンバーの参加がなかったからどうなるかと思っていましたが。

真鍋:陰ではいろんな動きを画策していたんだが、なかなかまとまりが悪くてな。困っていたところだ。

謎の人:こんにちは、ここがF-LABOでしょうか、なかなか見晴らしが良くて快適そうな開発室ですね。

真鍋:そうか、ここの素晴らしさがわかってくれたか、プラス1点。で、君は名前は…。

謎の人:僕は猫田といいます、猫田又吉が正式な名前です。

真鍋:それはなかなか楽しそうな名前だな。

猫田:褒めていただいて光栄です、あなたがクソゲー制作者として有名なクリムゾン真鍋さんですね。

真鍋:クソゲー制作者とは失礼な、マイナス1点。で、いかにも私がエコール社の社長、クリムゾン真鍋である。

猫田:知ってます、僕の確率分析によると、クリムゾン真鍋がすすめているこのプロジェクト、完成する確率は30%、クリムゾン真鍋の代表作として後世に残る可能性は7%です。それだけあれば十分かなと…、ということで僕が制作チームに入りますのでよろしく。

真鍋:なんだ、このイルカのサラダの国から来た娘…みたいな展開は。

サラダの国から来た娘とはイルカの名曲で、サラダの国から来た女の子がいつの間にかそばに存在しているという楽曲である。「出典:近代芸無辞典より」

猫田:僕は専門は量子力学、物質が粒子と波の両方の性質を持つ世界の境界領域を研究しています。

真鍋:ということは、量子力学的には、デスクリムゾンの新作、デスクリネオは、クソゲーになるか、ファミ通で殿堂入りするか評価してみてくれるか。

猫田:シュレーディンガーの猫の仕組みを応用すると、すでにデスクリムゾンネオはクソゲーになることは決まっています。お前はもう死んでいる…、て状況ですね。

シュレーディンガーの猫とは、量子力学における不確実性を説明するために作られた仮説である。「出典:近代芸無辞典より」

真鍋:嫌な予想だな…、で続けてくれるか。

猫田:しかし、クリムゾン真鍋の歪んだ重力空間の影響で、通常の確率で事象はおこらない可能性があります。つまり、猫は死んでおらず、デスクリムゾンネオはクソゲーにならないことが起こり得ます。多分7年前に本来は存在しない白い猫がクリムゾン真鍋の前に現れて、運命に何らかの干渉を行った。そのため事象の黄昏が乱れた可能性があります。

真鍋:なんで君は7年前の猫の話を知っているんだ…、まあいい、それで白い猫は生きているのか、死んでいるのか、どちらなんだろう。黒い猫もどうなんだ。

猫田:白い猫がデスクリムゾン、黒い猫がデスクリムゾンネオの象徴でしょう、で、白い猫が逃げた。その結果、デスクリムゾンネオを作るチャンスは消え去った。

真鍋:ということは、いま黒い猫が現れて、それを捕獲して箱に入れてシュレーディンガーの猫として抽選を行うと、デスクリムゾンネオの結果がわかるということかな。

猫田:いえ、箱の蓋を開けてはいけません、開けるとただの福引になってしまいます。蓋を開けないまま中の事象を判断する、これが量子力学的確率の発生理論です。

真鍋:わかった、君が頭がいいことはわかった。ぜひ、我が制作チームに参加してもらおう。

猫田:ありがとうございます、採用されることはグラビトンの動きをモニタリングしていたら解っていましたが、とりあえず嬉しいです。

じぇ:おめでとう、猫田さん、新メンバー大歓迎です。猫田さんは麻雀やりますか。

猫田:大学で麻雀同好会にいますので大丈夫です。

真鍋:だめだよ、レーサー岡谷の影響で麻雀が好きになったのはわかるけど、同じ開発チームで麻雀は禁止だ。

じぇ:わかりました、マスター。

真鍋:ということで、猫田くん、うちのチームでグラフィックの作業をやってもらおう。地形とかキャラクタの動きとか、そのあたりのパートを頼むよ。

猫田;了解しました、で、このニンクリ物語で本名を晒すのはためらいがあるのですが、なにかいい名前はありますか。

真鍋:君はなにか考えているのか。

猫田:ナノテクノ田中なんてどうですか、なかなか良い名前だと思うのですが。

真鍋:君は串カツが好きか…、田中を名乗ると登場するたびに串カツを咥えて出てこないといけないぞ。

猫田:串カツは脂っこいのでそんなに好きじゃありません。カレーのほうが好きです。

真鍋:じゃあ、カレー星人徳田はどうだ。オトクなカレーから徳田。

猫田:なんかいまいちです、それならナノテクノ田中のほうがいいです。

真鍋:じゃあ、串カツ咥えて出てきてね。

猫田:それも困りましたね。

真鍋:じゃあ、ディンガ猫又、というのはどうだ。偉大なる天才科学者・シュレーディンガーの一部をとって、ディンガ。それに猫田又吉を短くしてディンガ猫又。

猫田:コードネームに本名が入るっている、エコールの伝統を踏襲ですね。じゃあ、それでいいです。

真鍋:決定、君の名前はディンガ猫又。別名、Dr.ディンガ。なかなか良い名前じゃないか。

猫又:はい、早速、制作作業に入りましょう。

よかったね、猫又さん、ネコマタギされなくて。

ついにグラフィックのメンバーが参加だね、ブラボー。

ということで、念願のグラフィック新メンバーを迎え、F-LABOで藤沢生活を堪能するクリムゾン真鍋、チョモランマ桐、ディンガ猫又、そしてじぇーん。アベンジャー4にちなんで、フジサワンテ名乗るしかないか~。フジサワンテ4の今後に注目。